学生事業の大学開拓

有名大学との提携を実現し、
『一生涯のパートナー』の起点を切り拓く

プロジェクト概要

“一生涯のパートナー”という新方針に伴い、大学生層の顧客開拓が重要課題になった。関西の有名大学との提携を目指し、常務の山口は自社をアピール。学生により良い住まいやサービスを提供できる不動産会社として認めてもらうために奔走した。結果、パートナー企業として大学との提携に成功。学生事業をスタートすることができた。

実績はない。ライバルも多い。
しかし、避けては通れない
最重要課題。

第一グループが掲げる“一生涯のパートナー”。お部屋探しのお手伝いから暮らしのサポート、不動産に関するお悩み解決など、一人ひとりのお客様との末永いお付き合いを実現することを目指している。そのビジョンのために必要となるのが、人生で初めて賃貸住宅との関わりを持つ大学生層の顧客開拓。“一生涯”の起点として、数ある経営課題のなかでも特に重要なテーマであった。大学生層の顧客開拓で最も大切になるのが、多くの学生を抱える大学との提携。大学に学生マンションを扱うパートナー企業として認めてもらうことができれば、ビジョン達成に向けて大きく前進できる。ただ、第一グループには実績がなく、大手も含めた数々のライバル会社も大学との提携を狙っている。普通にアプローチしても、話すら聞いてもらえないことは珍しくない。ハードルの高いミッションを、いかにやり遂げるか。常務の山口自らが主導となり、学生事業の立ち上げプロジェクトを推し進めることになった。

学生100名アンケートや
ノウハウの提供など、
10ケ月の努力の積み重ねで
信頼を築く

これまでの第一グループのネットワークを活用し、関西トップの私立大学を紹介してもらうことはできた。しかし、それも話をするきっかけを得たに過ぎない。ここから信頼を積み重ねていく努力が始まった。大学側として一番期待するのは、学生の満足度。地方から出てきて入学する学生に快適に過ごしてもらうサービスを提供する。そうすることで子どもを送り出す親御さんとしても安心できるだろう。まず実施したのが、学生アンケート。学生が何を求めているのか、想像ではなく実際の声を集めていく。真夏のなか、山口や賃貸事業部のメンバーは大学のキャンパスで汗をかきながら、ドリンクを配ってアンケート協力を求めていった。100名のアンケートを回収し、そのデータをもとに新規サービスを考えて、提案資料に盛り込んでいく。また、アンケートには大学が知りたい項目も設けていた。そこで得られた情報も、賃貸仲介の運営ノウハウとともに共有。大学にパートナーとして信頼されるために提案だけではなく、情報提供も行っていったのだ。そのように足しげく大学に通い続けて10ヶ月。地道な努力が実を結び、ついにパートナー企業3社のうちの1社に選ばれることができた。

学生の幸せの先に、
新たな大学との提携が
広がっている。

大学との提携を勝ちとった第一グループ。しかし、本当のスタートはこれからだ。いかに学生の満足度を高めるのか。他社にできない独自の取り組みが必要だ。提携1年目、第一グループが展開したのが『おふくろサービス』。学生が病気やケガをした際、ご両親に代わって料理や掃除、買い物などの家事を代行するサービスだ。また、大手家具メーカーとも提携し、良質な家具を割引価格で購入できるようにもしている。今後も入居した学生同士の交流や就職支援サービスなど、学生の不安や悩みを解消する新たな取り組みをどんどん展開していく予定だ。すべては“一生涯のパートナー”を実現するために。そういう意味では、本当の成果が出るのはまだ先かもしれない。しかし、学生と向き合い続けることによって、就職時のリピートなど一生涯にわたるお付き合いにつながっていくはずだ。このビジョンと独自の取り組みが評価され、現在、新たな大学との提携も進行中。今後、このプロジェクトもますます進んでいくことだろう。